さて、170年ほど前のシェフィールド産ストレートレザー「John Marsh」。
刃を傷つけないようにテープを貼って、大まかに耐水紙やすりで錆を落としてみました。やはり、深い錆のスポットがブレードに点在しています。個人的にはこの状態の方がピカピカよりは好きなのですが、反対側がグラインダーでピカピカに仕上げられているのである程度合わせないといけません。
アルミナ、ダイヤモンドペースト、スコッチブライト、耐水紙やすりを使ってひたすら磨いていきます。半泣きです。
そもそもが刃物にするような鋼材。手で削るには硬すぎてコレが限界。
裏側。グラインダー、恐るべし。
ドレメルのハンドツールを使って慎重に表面を均しました。回転砥石、スコッチブライトを使って境界線をボカシていきます。
最終的に耐水紙やすりで仕上げてなんとかコレ。途中から「こちらを綺麗にするよりも反対側を荒らした方が速いのでないか。」とさえ考える程にタフな作業でした。
それなりに仕上がりましたが、電動工具を使いこなせないと苦労しますね。でも、せっかく歴史のあるものですから慎重に作業したいし…。
綺麗にはなりましたが綺麗すぎると何だか寂しい感じもしますね。今後はこの剃刀に合うスケールを作りたいと思います。