古いイギリスのストレートレザーのボロい物を買うと、スケールが割れていたりするので水牛の角で作ることにしました。
この類の物は海外のシェービング屋さんが充実しているので輸入しました。
さて、届いてみると反り返っていました。水に浸けてから砥石を重しにして反りを直しました。
ちょうどレストア中の7/8インチのストレートレザーがあったのでプラ板で型をとりました。この型を角に貼って、再度型取りして鋸などを使って切り抜きます。
左右を両面テープで貼り合わせて、バイスを使って反りを直します。その後、外周を削って揃え、厚みを削っていきます。
模様がいい感じにアクセントになりました。削りたては白くなっていますが、耐水ペーパーで仕上げていくと、どんどん艶が出てきます。
スペーサーも水牛角の端材から削り出します。この厚みによって剃刀本体の収まり具合を調整します。あまり厚みがあると深く剃刀が入り過ぎて、スケールの反対側から刃が「こんにちは」する事もあるので調整します。
とりあえず、ここまで。鹿角に比べると加工しやすいので楽ちんです。
その2に続きます。