だもんで、だで、だがや。

名古屋市天白区の理髪店【タンデム】店主雑記

モペッドをカスタムするぞ。その18 バリエーター&クラッチ問題

「ドブゥォブロロロー!!!」メタリックグリーンのエルカミーノに載せられて、僕のモペッド、プジョー・ヴォーグが遂にバイク屋さんで仕上げ作業に入ろうとしています!

行ってらっしゃいー。
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数日後。

 

「ドブゥォブロロロー!!!」
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「よくここまで頑張ったねー。」とか、そんな感じですんなりと完成すると思っていたんですけれどね。

帰ってきたヴォーグは金色のチェーンを張ってもらっただけで不動の状態です。

そうです。失敗。整備不良です。

 

  • チェーンを張ったら手で押すことも引くことも出来なくなった。ロックしてます。
  • 無理やりペダルを漕ぐと異音と共に重くバリエーター&クラッチが回転し、クランクシャフトからナットが外れてバラバラになります。

  • エンジンにクラッチベルが当たって本当にベルのような音を奏でます。

  • 移植しようと思っていたマグネットフライホイールが付きません。クランクシャフトのテーパー角が違います。

と、まぁ、こんな感じです。どうするの?できるの?

「こういうのを面白がってやれるかどうかなんだよ。」とそんなバイク屋さんとの会話が頭の中から離れず、もう一度やり直す気になったのでした。


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まずは問題のエンジンとクラッチベル干渉問題。見事に当たってます。良い音します。
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ガガガッ!と削って一丁あがり。もう、麻痺しています。ためらいはありません。
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続いてナットが外れる問題。とりあえずバラします。構造を観察。
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二日後。見つけました。

ナットを締めこむ部分。ナイロングリスワッシャーとクランクシャフトが貫通する金属の筒。本来であれば金属の筒のみにナットが当たりクラッチとは独立してバリエーターがフリーに回転する仕組み。金属の筒が短いのかナイロンワッシャーが厚いのか判りませんが、ナットを締めこむとナイロンワッシャーに当たるのでクランクシャフトが回転出来なくなる、と。無理に回すとクランクシャフトの回転方向がナットを緩める事になり、ナットが外れてバラバラになるのではないか、と。
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ナイロンワッシャーを削りました。さようなら、タートルネックボーイ。そして読みは的中。バリエーターは無事に回転できるようになりました。
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それでも押し引きするとやや重い様な気がします。そしてペダリングしてクラッチを回転させると異音がします。そして、重い。なぜ?

 

 

もう一度、クラッチをバラします。よく見るとクラッチのアーム内面に傷がありました。どうやらパーツ同士が引っかかっているみたいです。しかし、どんな精度なんだろうか?やっぱり日本のパーツって凄い。普通って普通じゃないんですね。
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ガガガッ!削りました。そして、ペダリング。快適に回ります。降車しての押し引きも可能になりました。
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自分の作業内容を振り返り、間違いが無いのか再確認しました。「パーツも疑った方がいいんじゃないの?」とバイク屋さんにアドバイスされたのでマニュアルを入手して自分で再びパーツを組み直したりしました。そして、結果はパーツの精度の低さが原因でした。

ちなみにアメリカのモペッドフォーラムで同じような問題のスレッドを見つけました。

「バリエーターのロックナットが外れてしまう場合は、ロックタイトで固めろ!」と言う事で解決していました。さすがロックンロール!

 

さて、出戻ってきたプジョー・ヴォーグ。

続いてマグネットフライホイール問題に取り掛かりますか。

 

 その19に続く。