だもんで、だで、だがや。

名古屋市天白区の理髪店【タンデム】店主雑記

プジョー・ヴォーグ、遂に葡萄農園を抜けて海に出る。

前回初めての市外脱出に成功しましたが、チャンバーが外れかかって逃げ帰って来た我がモペッド、プジョー・ヴォーグ。

 

「カラン、カラン、カラン....プスン!」

まさかと思っていましたが、クラッチ板が割れていました。欠けただけに見えますがヒビ割れて使用不可。

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とりあえずカスタム前のクラッチ板を移植しました。

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そして問題は空気を吸った事による異常高温でチャンバーが割れてしまいました。お客さんの作業場に持ち込んでブラストをかけてもらいました。錆もまわって鉄が薄くなってしまっているので溶接するには難しそうです。そして加熱すると内部からオイルが溶け出してくる状態。更にめくれ上がった場所から四方にヒビが入っていました。

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前回溶接してもらった場所は、その横からパリンと割れてしまいました。

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「どうなっても良いんで、何とか!何卒!」と頼み込んで溶接してもらいました。他にも元々の溶接部分に巣がいっぱいあり「もう、これは買わないように。」と言われてしまいました。

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問題のチャンバーの接合部。ネジ式で締めあげて、緩み止めでガッチリと固定するはずだけれど、何故か緩み止めごとズルっと下に落ちてきて、徐々に緩んでしまいます。ここは針金パワーで強引に固定。これでどうだ!

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そして、遂に。

快晴の葡萄農園を突っ走りました。

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そして海へ。釣果は貧果でしたが気分は最高です。

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帰り道に葡萄畑でパチリ。故郷のフランスを思い出してくれるだろうか。三河国だけど。

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そして、ここでアイドリングの異常に気が付きました。ふと、エンジンをのぞき込むとチャンバーがズルりと下がっているではありませんか!

 

どんどんと調子が悪くなるプジョー・ヴォーグ。農道を抜けて街へ出たところでガソリンスタンドに緊急ピットイン!

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事情を話すと「工具を使っていいよ。」と言ってくれました。こんなに大きなレンチは無さそうなので、ペンチを借りて切れた針金を解いて可能な限りチャンバーをねじ込んで針金で再び吊るし上げました。

スタンドのおじさんはとても優しくてエネオスの帽子を日除けに被せてくれたり、流行りのハンディ扇風機で風を送ってくれたりしました。

 

なんとかギリギリ走れる状態にはなったのですが、信号で停止するとエンストしてしまいます。騙し騙し走りながら名古屋市まで辿り着いたところで走行不能に近い状態に。

 

押し掛けを繰り返しながら走っていると、街の自動車修理工場の前を通過した時にツナギ姿のお兄さんと目が合いました。「う、運命かもしれん!!」とUターンして工場の前まで戻り「た、助けて下さい。かくかくしかじかなんです!」と話すと優しいお兄さんは次から次へと工具を持って来てくれて、チャンバーを外れない程度にねじ込む事に成功しました。

するとお父さんが現れて、ハゼ釣りの帰りだと告げると秘密のポイントを伝授してくれました。もう、なんて良い人達ばかりなんだ!チャンバー外れて良かった!(ウソ)

 

とまぁ、念願の農道からの海までの行程を、見知らぬ皆さんの優しさに支えられながらクリアする事が出来ました。

高校生の様な夏の思い出。これも、モペッドカスタムのおかげでしょうか。

 

お世話になったエネオスのおじさん、自動車修理工場のお兄さんとお父さんには後日改めてお礼に伺う予定です。命拾いしました、ホントに。